このたび、第2回日本腎・血液浄化AI学会・総会を2022年10月30日(日)に開催をさせていただきます。
本学会は、2021年4月に設立され、腎臓・血液浄化領域におけるAIについての情報・知識の共有を図ることを目的としています。今回が第2回目の大会となります。新型コロナウイルス感染症の状況次第ではありますが、対面とWEBとのハイブリッド開催、場合により完全WEBでの開催を予定しております。全国からのご参加を得やすいというメリットもあり、WEBを含めた開催を念頭に計画を進めているところであります。
AIという言葉自体の歴史は1950年代にさかのぼります。現在は第3次AIブームとされていますが、この背景には,ウェブ上へのデータの蓄積やIoTに代表されるデータ収集の効率化と、それを解析するコンピュータ技術の進歩の二つの要因が主に挙げられます。翻って、血液浄化領域においても、1回の治療から膨大な患者・装置データが得られるだけではなく、比較的均質な治療が非常に多くの回数行われ、ビッグデータが形成される素地はあります。こうしたビッグデータをより有効に活用するため、AIの果たすべき役割は大きいと考えています。
本学術集会では、まずAIの現状と、何が将来できるのかということについての議論、よくわかるシリーズとして、AIの基礎とそれに用いられる技術について、知識を共有していきたいと考えています。また、一般演題についても,現状でこの領域でのAIの活用はどのように行われているのか、ご紹介いただければと考えております。本学会の目指すべき方向性についてお示しいただけるものと考えております。
設立から間がない学会ではありますが、腎臓・血液浄化の領域でのAIの活用について、今後、知識・情報共有を深めていく上での礎となる、そのような場を作っていかれればと考えております。多くの皆様のご参加をお待ちいたしております。
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